当時は人間50年といわれていたが、家康の場合は75歳まで生きたといわれ非常に長寿です。
家康の健康の秘訣には食事があり、麦ごはん、玄米ごはん、そして具沢山のお味噌汁、
いわしの干物などを好んで食べていたと言われています。
【脈々と引き継がれる食文化】
「長命こそ勝ち残りの源である」と、健康の源である食にはたいへん気を使っていた家康公。
普段から粗食に徹し、旬の食材や駿河湾の新鮮な魚など、その土地の食材を好んで食していたといわれています。
現在でも家康公にまつわる食が数多く伝えられる静岡の地で、健康長寿にあやかる滋養食が引き継がれています。
徳川家康は幼年期、壮年期、そして晩年と3度の期間を駿府（現静岡市街地）で過ごしました。このうち壮年期と晩年には駿府を自身の拠点に定め、駿府城を居城としました。特に晩年の「大御所時代」には、家康率いる「大御所政権」が江戸幕府の補助的機関として大きな影響力をもち、駿府城下町も政治・外交の中枢都市として栄えました。
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家康公の文化を受け継いでいるのが静岡市の中心にある駿府城公園です。二重の堀と美しい石垣に囲まれた駿府城公園は、徳川家康が天正13年（1585年）に築城し、大御所として晩年を過ごした駿府城の遺構で、現在は東御門と巽櫓、坤櫓が復元されています。園内には家康公の銅像のほか、4つの庭で構成された日本庭園と茶室を備えた「紅葉山庭園」があります。
